第16回

目次

テーマ: 「 リエゾンにおける心理士の役割り 」

 大学病院で働く心理士の皆さん、また、医療機関における心理士の活動に関心のある皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 さて、「大学 病院心理臨床家の集い」では、2001 年の発足当時より、学閥や学派の垣根を越え、医療機関で働く心理臨床家の日々の臨床に役立つことを 主眼においた企画を開催してきました。

 今年の第 16 回集いのテーマは「リエゾンにおける心理士の役割り」です。平成24年度の診療報酬改定により「精神科リエゾンチーム 加算」が加わり、常勤薬剤師、常勤作業療法士、常勤精神保健福祉士又は常勤臨床心理技術者のうち、いずれか 1 人がチームにいることが必 須条件となったことも影響し、リエゾンチームにおける心理士への期待は増大していると思われます。また、心理士や看護職によるケアが患 者の精神症状のみならず身体症状の改善、QOL の向上、さらに医療コストの削減をもたらすという成果が報告されています。この現状の中で、 心理士のどのような動きが、患者のサポートにより有効に働くかについて、今、改めて考えてみることは、心理臨床家にとって意義のあるこ とではないでしょうか?

 今回の集いでは、リエゾン分野でご活躍されている 2 名の先生をお招きし、現状や課題、リエゾンにおける心理士に対するニーズとその 役割りについて話題を提供していただきます。その後のディスカッションでは、フロアの皆さんと一緒に、リエゾンにおいて心理士はどのよ うな役割りを果たすことができるのか本音で話し合っていきたいと思います。話題提供者は、石橋有希先生(神戸大学医学部附属病院、臨床 心理士)、古井由美子先生(愛知医科大学病院 こころのケアセンター、臨床心理士)です。

 リエゾンは、多くの身体科を併せ持つ大学病院や総合病院ならではのテーマです。このチャンスを活かして、普段の大きな学会では十分 に聞くことのできない実際的な業務に関するざっくばらんな質問などをお待ちしています。

 例年通り日本心理臨床学会大会に合わせ、今回の集いは神奈川県横浜市にて開催いたします。集いの後には懇親会も予定しております。 リエゾンに関心を持っておられる先生、東京、神奈川以外から大会に参加されて夜の過ごし方に迷っている先生、これから病院臨床に取り組 もうとされている大学院生の皆さんにもぜひこの集いにご参加いただき、自由な語らいの中から有意義なひとときを過ごしていただければと 存じます。

平成25年5月 吉日

大学病院心理臨床家の集い 幹事一同
  岩満優美 (北里大学大学院)     松野俊夫 (日本大学板橋病院)
 北島正人 (秋田大学教育文化学部)  元永拓郎 (帝京大学文学部)
 酒井佳永 (跡見学園女子大学)    森 美加 (東京慈恵会医科大学)
 津川律子 (日本大学文理学部)


日 時 : 2013年8月26日(月) 18:45~20:40 (受付開始 18:15 ~)
会 場 : 神奈川県民センター ホール(2F)

話題提供 :
1.「大学病院でがん患者にかかわるということ」
 石橋 有希 先生 (神戸大学医学部附属病院、臨床心理士)

2.「リエゾンチーム立ち上げから 1 年の経過報告 ~ 心理士の役割を模索して ~ 」
 古井由美子 先生 (愛知医科大学病院 こころのケアセンター、臨床心理士)

司 会 :
森 美加(東京慈恵会医科大学、大学病院心理臨床家の集い 幹事)

以上

▼参加条件: 心理臨床家(所属・領域を限らない)で守秘義務を負っている方、もしくは、臨床心理学系大学院生
*この集いは、大学病院勤務以外の心理臨床家も大歓迎です

▼参加費: 3,000円( 大学院生2,000円 )

▼懇親会費: 4,000円 程度 ※21:10 頃より会場近辺で行います。

▼参加方法:
1.氏名・所属・電話番号・FAX番号・メールアドレスを明記の上、メールもしくはFAXでお申し込みください。また、集い後の懇親会の参加・不参加もご記入ください。

 2.申込先
 電子メール:daigaku_cpアットhotmail.com
 *”アット”は@に置き換えて下さい。
  F A X :018-889-3387 [秋田大学教育文化学部 北島正人]

3.申込締切:2013年8月16日(金)
 ※定員150名 先着順

集い 会場 :   神奈川県民センター ホール(2F)

懇親会場 :   北の味紀行と地酒 「北海道」 横浜西口駅前店

目次