テーマ: 「 多様なニーズに応える心理職を目指して 」
〜地域の中での多職種連携〜
「大学病院心理臨床家の集い」は、学閥や学派の垣根を越えて、医療機関で活動する心理臨床家たちの日々の臨床に直接役 立つことを取り上げるためにさまざまな企画を行ってまいりました。「大学病院」という名称は、全国に点在する大学病院の心 理職が旗印となって皆さまをつなぐ、という意味が込められています。
今年で 18 回目を迎えるこの集いは、今回「多様なニーズに応える心理職を目指して」というテーマで開催いたします。
医療の中では、面接室にこもり限られた技法が適用できるクライエントを待つだけの心理臨床では十分とはいえません。 日々、心理職だからこそ提供できるアイディアやサービス、スキルを、さまざまな形で関連職種や地域から求められ、それに 応えねばなりません。みんなでその知恵を絞る、というのが今回の企画です。
今回、心理職との連携・協働の経験が豊富な精神科医師、宮岡佳子先生(跡見学園女子大学)をお招きし、心理職が関係職 種や地域からの期待・ニーズに応え、業務の幅を広げていくためのアドバイスをいただきます。一方、実践の中で地域のニー ズに応え、業務の幅を広げてこられた心理職のモデルとして、河西有奈先生(白峰クリニック)にもご登壇いただきます。河 西先生にはどのように現場のニーズを拾い上げて心理職の職域を広げてこられたのか、そしてその際の工夫についてもお話し いただく予定です。
なお、今回も前年のスタイルを踏襲し、最初の 1 時間は軽食をとりながらお二人の先生のご講演に耳を傾け、その後は本格 イタリアンに舌鼓を打ちながらドリンクを片手にディスカッションしたいと思います。改まった場では緊張してしまうという 方も、リラックスして率直に語り合い、臨床の仲間を増やしていただけるはずです。
ただし、1つだけ制限がございます。同じ会場で講演と懇親会を行うため、参加人数は最大 70 名と限りがございます。 楽しく自由に語らう素敵な時間をともに過ごしましょう。お気軽にご参加いただけることを幹事一同心待ちにしております。
大学病院心理臨床家の集い 幹事一同
岩満優美 (北里大学大学院) 中野 彩 (帝京大学心理臨床センター)
北島正人 (秋田大学教育文化学部) 松野俊夫 (日本大学板橋病院)
酒井佳永 (跡見学園女子大学) 元永拓郎 (帝京大学文学部)
津川律子 (日本大学文理学部) 森 美加 (東京慈恵会医科大学)
記
日 時 : 2015年9月19日(土) 18時50分〜21時30分
会 場 :カフェ・ダイニング「グランツ」
プログラム:
18時50分:開会 司会:北島正人(秋田大学)
①話題提供:「ニーズに応えられる心理職の資質とは」
演者:宮岡佳子先生(精神科医、跡見学園女子大学教授)
②話題提供:「見えるニーズと見えにくいニーズを拾うこと・応えること」
演者:河西有奈先生(臨床心理士、白峰クリニック)
20時00分:親睦会
21時30分:閉会