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第12回

目次

テーマ:「コメディカルとチーム医療~心理的支援をめぐって」

開催日:2009年9月19日
場所 :アステラス製薬株式会社 本社ビル(2階ホール)

<話題提供者>

水永裕子先生(東芝病院 リハビリテーション科 言語聴覚士) 
岡崎渉先生(NTT東日本関東病院 精神神経科 作業療法士) 
市川毅先生(東海大学医学部付属大磯病院 リハビリテーション室 理学療法士)

●内容

1“病院”の中のST
2作業活動と心理のコラボレーション
3ある事例を通してみた,理学療法士の心理的ケアへの関わり方

~リエゾン・カンファレンスを活用して~

 今回で第12回目をむかえる「大学病院心理臨床家の集い」では、大学病院や総合病院で臨床の心 理士にとって重要な課題である、心理士以外のコメディカルとの協働をとりあげました。このテー マは、前回の集いアンケートで最も希望の多かったものです。

 病院臨床の中では、さまざまなコメディカルがケアに関わっており、また各コメディカルが病院臨床の中で担う役割は日々変化しつつあります。そこで今回、総合病院の各臨床現場で活躍するコメディカルの方々をお招きし、病院臨床における最近の活動や心理的支援の実際、そして心理職との協働の実情や心理士との連携に関する期待などについて、お話いただきました。また、その後のディスカッションを通じて、今後のコメディカルによるチーム医療の可能性について話し合いました。

 第8回の集いで、すでに看護師との協働を取り上げました。そこで今回は言語聴覚士、作業療法士、理学療法士として総合病院で活躍されている3名の方をお招きいたしました。言語聴覚士の水永裕子先生からは病院におけるSTの仕事と心理士との協働についてのご報告を、作業療法士の岡崎渉先生からは職場復帰援助の現場からのご報告を、そして理学療法士の市川毅先生からはリエゾン・カンファレンスを活用した心理的ケアについてのご報告をいただきました。

 医療機関で働く心理士にとって重要なコメディカル同士の協働について、現場で活躍されている他職種からの視点でお話をいただく貴重な機会となりました。

 <幹事>

 松野俊夫 (日本大学板橋病院)
 津川律子 (日本大学文理学部)
 森 美加 (東京慈恵医科大学病院)
 北島正人 (秋田大学教育文化学部)
 元永拓郎 (帝京大学文学部)
 岩満優美 (北里大学大学院)
 新妻加奈子(聖マリアンナ医科大学病院)
 酒井佳永 (順天堂大学病院)
 荻窪 彩 (横浜市民病院)


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