『医療と「地域」をつなぐ心理職の奮闘 』
―大学病院心理臨床家の集い(第24回)―
医療領域で働く心理職の皆さん,医療における心理臨床に関心をお持ちの大学院生の皆さんにご案内いたします。
「大学病院心理臨床家の集い」は,学閥や学派の垣根を越えて,医療機関で活動する心理臨床家たちの日々の臨床に直接役立つことを取り上げるために,さまざまな企画を行っております。「大学病院」という名称は,全国に点在する大学病院や基幹病院の心理職が旗印となって,各地の心理臨床家や関係者をつなぐという意味が込められております。昨年に引き続き,今年も心理臨床学会の自主シンポジウム企画として,オンライン開催といたします。今回で24回を数えるこの集いは,全国の臨床家たちが年に一度,気軽に立ち寄り,仲間を作り,共に学び合える場を作りたいという思いでご案内差し上げております。
毎年さまざまなテーマで開催しておりますが,今回は「地域連携」にフォーカスを当てます。医療領域における心理支援もクライエントの地域生活までトータルに捉え,多職種連携に基づく地域支援へ統合していくことが重要となります。その際,医療機関で活動する心理職と地域機関で活動する心理職との心理職同士の直接的・間接的な連携により,地域支援を展開していくこともあるでしょう。今回は『医療と「地域」をつなぐ心理職の奮闘』と銘打ち,2名の先生から話題提供をして頂き,皆様と語り合いたいと思います。話題提供者は,(1)医療で活動する心理職の立場から立川病院 地域医療連携センターの中野 彩先生,(2)地域で活動する心理職の立場から大和市保健福祉センターの尾崎 翔一先生,となります。また,指定討論は,地域連携のご経験が豊かな大分県厚生連 鶴見病院 診療部臨床心理科の加藤 真樹子先生にお願いしております。どの先生も日々の心理臨床において連携に基づく地域支援を積極的に展開されておられる先生方です。先生方から,地域連携をキーワードとして,具体的な活動,試行錯誤や工夫,本音や疑問,医療と地域の2つの視点からみた,機関内および機関外における「連携」などについて様々な語りをうかがえると期待しております。
医療機関で働く心理職はもちろん,医療機関と連携する地域機関で働く心理職にとっても,連携に基づく地域支援を展開する上でのヒントや活力を共有できる機会になるのではないかと思います。改まった場ではなかなか語り合えない現場の本音を話せるアットホームな会です。どうか,お気軽にご参加いただけますよう幹事一同心待ちにしております。
2022年7月 吉日
大学病院心理臨床家の集い 幹事一同
岩滿 優美 (北里大学大学院医療系研究科) | 中野 彩 (立川病院) |
尾崎 翔一(大和市保健福祉センター) | 北島 正人 (秋田大学教育文化学部) |
水野 康弘(文教大学人間科学部) | 松野 俊夫 (日本大学板橋病院) |
酒井 佳永 (跡見学園女子大学心理学部) | 元永 拓郎 (帝京大学文学部) |
森 美加 (帝京平成大学大学院臨床心理学研究科) | 津川 律子 (日本大学文理学部,当代表) |
日 時 : 2022年9月11日(日) 15:00~17:00 (受付開始 14:30 ~)
: 日本心理臨床学会第41回大会自主シンポジウムとして開催
(大会サイトにZoom URLとパスコードが掲載されます。大会参加手続きが必要です)
テーマ : 『 医療と「地域」をつなぐ心理職の奮闘』
話題提供 : (1)医療機関から: 中野 彩 先生 (立川病院 地域医療連携センター)
(2)地域機関から: 尾崎 翔一 先生(大和市保健福祉センター)
指定討論 : 加藤 真樹子 先生(大分県厚生連 鶴見病院 診療部臨床心理科 科長)
司 会 :酒井 佳永(跡見学園女子大学,当集い 幹事)
▼参加条件:日本心理臨床学会第41回大会に参加していること(学会会員であることが大会参加条件)
▼参加方法: オンライン開催のため,定員は250名まで可能です。予約はありませんので,大会参加後に閲覧可能となる
大会サイトに掲載される自主シンポジウムのURLとパスコードを確認の上ご参加ください(Zoom使用)。
当日は先着順で受付いたします。なお資料をダウンロードできるホームページのURLも、大会サイトに掲載します。
資料ファイルのダウンロートのパスワードは、自主シンポジウムのZoomパスコードと同じです。
なお、資料ファイルのダウンロード可能期間は、9/5(月)~9/11(日)です。
お問い合わせ:電子メール: daigakucp@gmail.com
FAX:018-889-3387(当日問い合わせは電子メールのみ)